手作りの道

ずっと心の奥底にしまっておいたもの
それが絵画
絵を描くことでした

いつか余裕ができたら
人に認められる働きができたら
そう思って
後回しにしておいたこと
その思いを叶えてみようと歩き出したのは
昨年の夏休みでした

それがこちらの絵
「浴衣の女性(描く喜びの空間)」
初めての油彩
美大のサマースクールに参加して描きました

むかし美大への機会がありながら
環境が整わなかったと諦めて

今の私がその時の私に出会うなら
自分で歩いてごらん
そう背中を押したいと思います
人生は自力で切り開くのよと
それは実は、自分が自分のことを信頼してあげられる
幸せにできる
大切な道なのよと

サマースクール
憧れの美大の教室の匂い
人びとが夢中で自分の絵を描いている
表現に制限などなく
帰り道
私は自分の中の何かがオイオイと
嬉し泣きしている感覚を覚えました
やっとこの時がきた
ずっと待っていた

それは絵を描いたことと共に
私が私を大切にし
思いを叶えたから
絵を習うご褒美がもらえるような自分ではない
そんな風に自分を見つめず
今を受け止めたから
働きながらも絵も描ける自分になろうと
歩き始めたから

今の自分がこれからの道を手作りしていく
色んな自分をひっくるめて
静かに叶える道を歩いてく
私が私を見守ってく

「浴衣の女性(描く喜びの空間)」油彩 F15

陽だまりセラピー

そこはいつだって穏やかで 優しい心のアトリエ いつだってどの私だって かけがえのない大切な私なんだと 自分を抱きしめた時 心は安らかな愛に包まれる

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